ーーーーカラ゙カラ゙
「あらまぁ!どうしたの?」
保健室を開けるとそこには40代ぐらいのおばちゃん
「先生!凛ちゃんが足を捻ったみたいで」
説明をしてくれる蘭
「…手も腫れてる」
「手!?」
ら、蘭が鬼のように…
「もぅ!なんで無茶するの?凛ちゃんはねいっ「はい!そこまで」
保健室のおばちゃんが止めてくれた
「凛ちゃんだっけ?傷、見してくれる?」
そう言われ上靴を脱ぐ
靴下を脱ぐと足首が真っ赤に晴れていた
「捻挫ね2週間は安静にね?」
ぺたっ
「…ひゃっ」
「湿布を貼ったのよ、まさか初めて?」
「…はい」
「あらまぁ、今まで怪我とかしてたらどうしてたの?」
「…なにも、ただ待つだけです」
私の言葉に驚いたのか皆目が点だ
「凛ちゃん、風邪とかひいたらどうしてた?」
「ひたすら寝てた」
「看病してくれる奴は?」
「いなかった」
「ずっと痛みや苦しみに耐えてたんですか?」
「猫がいた」
「…これからはちゃんと言え」
「…なんで?」
自分のことは自分でできる
そうやって生きてきた
それが普通だった
「…心配だから」
心配してくれるの?
なぜ?
「凛ちゃん、なぜ?って顔してるけど皆心配してるんだよ?
凛ちゃんが大切だから」


