ー「時間は今夜12時決行」
今の時間は…8時
「わかった」
ー「凛、あんまり無茶するなよ?お前は…ブチッ」
長いから切っちゃった
「桃夜、私帰る」
「…わかった、送る」
いーのに
別にでも歩いて帰るのめんどいし
「お願いします」
そう言って桃夜のバイクの後ろに乗らせてもらうことになった
「…お前バイク乗れるのか?」
まぁ
「そりゃバイク弄れるからバイクも乗れるよ」
慣れてたことを不審に思ってたみたいだけど私の言ったことに嘘はないから信じてくれたみたい
「…落ちるからちゃんとつかまれ」
私が?
バイクから?
落ちる?
ありえない
「大丈夫だ…よ」
えっ?
大丈夫って言った瞬間桃夜の手が私の手を引っ張って
桃夜と密着するような形になってしまった
「…俺が寒いからくっついとけ」
なにそれ
私は人間カイロか!!
そう思いつつ
何故か心拍数はいつもよりも早かった
私なんでこんなに顔熱いの?


