おかしいないつも誰かしら表にいて明るくて賑やかなのに
今日は真っ暗
蘭はテトテトとあたしの前を歩いていく
倉庫に足を踏み入れると
真っ暗
蘭も見えないし
「…蘭?」
ピカッ!!
パンッパンッパンッ!!!
「「「「「凛(ちゃん)誕生日おめでとう!」」」」」
「!?」
「あっ凛ちゃん固まってる」
「えっ?だって…なんで?」
「なんでって皆が凛ちゃんを祝いたいって!それに凛ちゃんこの倉庫にいる人、皆の誕生日にこっそり誕プレあげてたでしょ?」
えっ?
バレてる
「隠してもだぁめ、知ってるんだよ皆、だからこれはお返しなの!」
初めて
誕生日が幸せな日だと思えた
今だけ
今だけ
この時間だけ
笑っていたい
この先この世界に居れなくなっても…


