腕を絡めながらお化け屋敷に入った
…ペト
「うきゃぁ!」
「…蒟蒻だ」
「ひゃぁ!」
「…マネキンだ」
一々驚いてパニックになる私に
落ち着かせるよう桃夜がおしえてくれる
「で!出口だ!」
微かな光がさす方へ慌てて走って行った
桃夜の手も振り払って
「…お、おい」
桃夜の声も聞こえず無我夢中
(…あと少し)
「わぁっ!」
「ぬひょぉあ!!!」
あと少しのとこで横からムンクの仮面を被った黒づくめの男がでてきた
驚きすぎて意味不明な言葉を発してしながら
後ろか着いてきた桃夜の胸にダイブした
「…大丈夫か?」
「こ、腰が抜ける」
私はその場にへたってしまった
「…しゃぁねぇな」
ーーーグイッ
フワッ
「きゃっ!?」
なぜか桃夜に抱えられ
(俗に言うお姫様抱っこ)
お化け屋敷を脱出した


