今日は文化祭
天気は秋晴れっていうのかな
清々しい朝だった
例えるなら
嵐の前の静けさ
と言わんばかりの日和
教室の窓を眺めてたら
「凛ちゃんどしたの?」
蘭が心配そうに覗き込む
「なんも、てかまさかその手に持ってるのって…」
蘭が大事そうに抱えてる袋を指差した
「ん?、あっこれ?凛ちゃんにだよ」
やっぱり
耳としっぽが袋に収まってないから間違いなく私のってわかったけど
「これ…着るの?」
「もちろん!!!」
…。
蘭が渡してきたのは黒いショーパン、黒いニーハイ、肩だしの黒いニット
「着たくな…「はい!凛ちゃん着替えてきて?拒否権なし!」
…蘭さんまじですか
てか黒いニット長いからショーパン履いてもショーパンが見えない気がする
「黒いニットは一応ワンピースとしてなんだ、捲れたら大変だからちゃんとショーパン下に履いてね」
なるほど
「あとこの耳としっぽとあとは…」
その後蘭にいろいろいじられ完成した


