倉庫に着いた
海羽と空羽が居るから変装はとれない
海羽は桃夜とベッタリ
見たくなくて私は下っぱたちの所へ行った
「「「「凛!こんにちは」」」
下っぱたちは元気よく挨拶してくれる
「こんにちは、バイクみたい」
そういえば快く見せてくれる
私はこの場所がいつの間にかかけがえのない大切な場所になってた
「そういえば明日文化祭ッスね」
ぼーっとしてた私に恭が喋りかけてきた
「そうだね!」
「俺ら見に行くッス」
「暴れないでよ?」
「はい!」
「ちなみになにやるんスか?」
「…喫茶店」
「確か仮装するんすよね?」
「…」
「なにやるんすか?」
「秘密」
「絶対行きますね」
やだなぁ…
「…凛、送る」
桃夜だ
「わかった」
「えー桃夜海羽を送ってってよぉ」
海羽…
桃夜に触らないで…
「!?」
「どした?」
恭が様子がおかしい私を心配してくれてるでも…
なに?
触らないでって
桃夜は誰のでも
寧ろ私のでも無いのに…
こんな感情知らない
胸が苦しくて切なくて
その声で瞳で他の人と喋らないで見つめないで
こんな感情いらない
「…凛どした?」
桃夜が心配そうに私を見つめる
でもその腕には
…海羽
…見たくない
「今日は恭に送ってもらう」
「へっ?」


