Break Butterfly




教室をでて向かった先は





「…青空!……じゃない」





青空の見えない屋上
鈍よりした今にも雨の降りそうな空模様






「はぁ…」





「ため息ついてどしたのー?」





声のしたほうをみると空羽がぼーっと立っていた






「別に、空羽こそここでなにしてんの?」





「べっつにー」






空羽は掴めないんだよね
ほわほわしたかと思ったら時々鋭い瞳をするんだよね







「凛はさぁーなんで生きてんのー?」






「…は?」





「死にたいって思ったこととかないのー?」






「…。」






「俺ねー生きていたくないけど1人で死ぬ勇気もないんだー





だからね、一緒に死の?」






「なに言ってんの?命をなんだと「凛が俺に説教できる立場なのー?」







「どーいう意味?」







「Black Butterfly さん?」







「!!!?」







「今は半殺しであとは組や警察にまかせてる、でもその前は…」





「やめろ!!!!」






「ハァ…ハァなんで…それ…を」



急なことに過呼吸になる凛





「なんで?なんでも知ってるよー」







「人殺しさん」






ーーーバタッ




私の意識はそこで途切れた