その日は桃夜に送ってもらって解散した
いつものように近くのコンビニの前で下ろしてもらった
「ありがとう、それじゃ」
そういい帰ろうと
マンションの方へ歩き出そうとした
ーーーガシッ
腕を捕まれた
「!!?」
振り替えると月明かりに照らされた桃夜が私をみつめてた
「な、に?」
綺麗すぎて言葉を失いそうだったやっとでた言葉は
想像以上に小さくきえてしまいそうだった
「…また、明日」
「…は?それだけ?」
「…あぁ」
なんなのよ
深刻そうな顔してるから
なんか真面目な話かと思ったじゃん
「…き…よな」
「なに?」
予想と違った桃夜の発言に心の中で文句を言ってたら
桃夜が言った言葉を聞き逃してしまった
「…消えないよな?」
「……ぷっ」
「なんだよ」
「だって…桃夜の声と表情が幼い子供みたいで…あはは」
「…笑いすぎ」
「ごめんごめんww…行かないよどこにも
…行くとこないしね」
「それじゃバイバイ」


