「休み?」


ルークはカレンダーを見て明日は平日だということを確認する。


「そう。創立記念日だから」


「…………自分の手で捕まえたいという気持ちは解るが、囮は……」


「ルークも電車に乗るんだよね?他人のフリして近くにいるから!ね?」


一歩も引かないあたしに、ルークはため息を吐く。


「何かあったらすぐに知らせろよ」


「了解!」