遊んでくれる?と言われ、何をやらされるのかと構えた翌週月曜日。
公園に着くと、東屋で女の子が宿題なのか、算数のワークを前に首を傾げている。
女の子の前に座ると、パッと女の子が顔を上げ、笑顔になった。
「こんにちは!」
「こんにちは。宿題?」
「うん!」
元気に返事をしてワークにかじりつく様子を見て、自分もノートなどを広げる。
それから30分ほどして、女の子がぐっと腕を伸ばした。
終わったのかと訊くと、カンペキ!と少々ずれた答えとお腹の鳴る音が返ってきた。
パッとお腹を押さえ、顔を赤くする。
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