「こんにちはー」
いつものように事務所のドアを開けると、学と潤佳ちゃん、少し遅れてルークが顔を上げた。
「潤佳ちゃんなんか久しぶりな気がする」
毎日のように会っていたけど、痴漢捕まえた日と土日を挟んでいるからか。
「ん。久しぶり」
潤佳ちゃんは膝の上のノワールを撫でる。
「あれ、莉央さんは?」
「休み」
と潤佳ちゃん。
「休み?」
「大阪に行っている」
とルーク。
「大阪ぁ?」
「お父さんに会いに、だって」
学が言う。
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