「莉央さんって何歳?」
「え?……んーっと……27だったかな、確か。何で?」
「ううん、何でもない。ありがとう」
何かを確かめるように何かを呟き、それっきり柚季ちゃんは黙り込む。
たまたま見えちゃってるブラのタグをもう一度見る。
柚季ちゃんは着やせするタイプなのか?何をどうしたらそんな素晴らしい体型になるんだ。
独りごちてリビングに戻り、時計を見る。
お昼にはまだ早いけど何か作ろうかなとキッチンに向かった時、携帯が鳴った。
テーブルの上にある携帯を取る。ルークからだ。
「もしもーし」
『莉央が倒れた』
「……え?…………は!?倒れたぁ!?」
『ああ。一度莉央の家に行くから、そっちに行くまで時間がかかる。それまでに宇佐美さんが帰宅するようなら、付き添ってやれ』