…あの時に戻れたら…なぁんて、思ったりする。
『おはようございます。輝先輩!』
『あっ!文香ちゃんじゃん。』
『通学路同じだったんですね!輝先輩目立つからすぐわかるのに気づきませんでした。』
『そう…かな?』
『はい。かっこいいんで目立ちます!』
文香ちゃんに言われるとと素直に嬉しいと感じた。
『輝先輩って結構ふわふわしてるんですねぇ…もっときびきびした人かと思ってました。』
『うん。よく言われる。頼りないって…。』
『え?…頼りないこともないと思いますけど…』
『…なんか…曖昧だね…。』
『へへ…すいません。』

