*絢斗side*





文香ちゃんが授業が始まってもこない…。



俺は、とてつもない不安に襲われた。





…倒れていたら?



危ない目にあっていたら?



今の学校は物騒だ。





「銀色」が来ているから…。





文香ちゃんを危険な目にあわせたくない。




…なのに






悪い予感は的中した。




…文香ちゃんは…「銀色」…こと、鈴鹿輝と一緒にいた。







怒りの感情が俺を支配していく。





『…おい…。テメェ…何してんだよ…文香ちゃん…俺の、文香にさわんじゃねぇよ…』