*輝side*




目の前にいるこの子は無邪気に…そして残酷に






…自分の彼氏について嬉しそうに語ってくれた。







…今すぐこの子をこの手で壊してしまいたい。







…自分のものにしたい。







…文香はもう忘れてしまったのだろうか?







…無理もないな。







……あれから、俺は壊れたんだから。






あの頃の俺は跡形もなく






…崩れたんだから。