『えっ!?あっ……その、』
否定はできない。
由香里ちゃんが確かにそう言っていたのだから。
しかし、文香は「鈴鹿輝はほんとにそうなのか?」と聞かれれば、
肯定的な返事もすることもできないと思った。
今、文香の見ている鈴鹿輝はとてもそんな風には見えなかったからだ…
だが…その手にはしっかりと一本のタバコが握られている。
『えっと…わたしはそうでもないと思いますけど?』
『なんで?さっき会って、しかもタバコ持ってんのに。』
まぁ、そうなんだけどっ!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…