*いちごドロップス*







『…文香が俺を知らなくても俺は知ってるよ?』






そう言ってニコッと微笑んだ。







ドキっ…






『じゃあ、あなたはど、どちら様ですかっ!?』






『俺…?…俺は鈴鹿輝。』






そう言うと座っていた教卓から「ストッ」っと降りた。






その拍子にジャラジャラ着けているシルバーアクセサリーが揺れた。