絶倫のペルセフォネ


私は闇を駆けた。

何処までも続く闇を、自分の勘だけを頼りにただひたすらと。
途中振り返るが、光は私の元を離れようとしない。

まるで、私を試すかのように。

――どうして着いてくる。
――私は運命に従うと決めたんだ。




『オマエ、ニ、サイゴ、ノ、チャンス、ヲ、アタエヨウ』


――…!?