「はい、コレ。」 と、渡されたのは小さいチケット的なもの。 どうやらこれがドリンクチケットらしいな。 それを麗奈は慣れた手つきでドリンクと交換する。 さすが麗奈。 何回も来てるだけあるな。 あたしの手には、オレンジジュース。 麗奈の手には、カシスオレンジというお酒。 よく平気な顔してお酒飲めるな、と、少し思ったが、ここではバレることはなさそうなのであたしも今度からはそれにしようと、密かに心に決める。 ここに来たからには少し背伸びしたいあたし。