「あのね、バスケ部でかっこいい先輩みつけちゃったんだ~!!」

やっぱり・・・。

「背が高くて、笑顔がすっごく素敵な人だったよ~!」


「またなの?」っと、おもわずあきれる私・・・

そう、私の悩みは・・・

メグがみつけてきたかっこいい人の話を散々聞かされること・・・

「昨日は、隣のクラスのサッカー部の人だったよね?もういいの?」

「昨日はきのう!今日はきょうなの~!!」

「ねぇ~、そろそろ陽芽も恋してみようよ~・・・この学校結構かっこいい人もいるんだし、もったいないよ~!」

「私はいいよ~・・・」

私はそういって視線を窓の外へ移した。