気になる人のあんな姿見たせいかかなり落ち込む。


もう気になる存在なんかじゃないいつの間にか好きに変わっていたんだ。


「でも黒瀬くんが学校ではそんな事しない人だと思った」


確かに彼女の1人や2人いても可笑しくないもんね


気づいたら涙が流れていた。


よほどショックだったのが分かる。


「白崎さん?」


嘘!なんでこのタイミングで黒瀬くんが現れるの?


「もーびっくりしたじゃん、なに黒瀬くん?」


「たまたまここ通ったら見えたから」


「そうなんだ」


「それよりさ」


「どうしたの?」


「保健室」


やっぱり私だって分かったのかな?


「怪我してるから行けば? 連れてってあげる」


「お願いします」


良かった。きっと一瞬だし分からなかったんだ。