あたしの怪我から早くも一週間が経っていた。





あたしは、部屋で雑誌を見ている。




昨日から夏休みに入っていた。





そして今日は、夏祭りの日だった。





「飲み物、飲みに行こうかな」




喉が渇いたので、何か飲みに行こうと思ったのだ。





部屋を出ると、大樹くんと鉢合わせする。




「あれ?大樹くん」





「喉渇いたから飲みに行こうと思って」




偶然だ。





「あたしも、飲みに行こうと思ってたんだ」




奇遇だねって、笑い合って、階段を下りる。





大樹くんが先に下りた。