大好きな君と~ヒミツ、できました~






「ん?それは、両足比べてみて大きさが違うからかな?」




「大きさ……」





包帯巻いてるから太くなったんだ!




「なんで言わなかった?」





ふと思ったように言う大樹くん。




「なんでって……うーん、言わなくてもよかったかなって思って……」





あたしがそう言った瞬間、大樹くんがピクリと反応した。





「言わないといつまで経ってもわかんないだろ?」




いつもと違って少しだけ口調が乱れる大樹くん。






もしかして、怒ってる?




なんで?なんで、怒ってるの?





あたしは意味がわからなかった。





「だ、だって……」




何か言い訳しようと思ったけど遮られてしまった。