死角になり見えなくなると、あたしは足を軽く引きずった。



唯華はすぐに気づく。


目ざといよ、あなたは。



「もしかして、さっき捻った?」



「や、捻ってな……ハイ、捻りました。」




唯華さん、怖いです!!



「放課後まで我慢できる??」


「へ?」



「放課後になったら保健室に行こう。」



「良いよ!そんなの。大丈夫!」



「ダメよ。引きずってでも連れていく。」



「ハイ……ついていきます……」



あたしは渋々承諾した。