「来ちゃダーメ。な?」



キュンッ



軽くウインクをする大樹くん。


その仕草がかっこよかった……。



「は、はい……」



あたしは見惚れてしまっていた。


……って!



あたし、ここからの道分かんないんだよ!



あたしは、ダメもとで言ってみる。



「あのー、大樹くん。あたし、道が分かりません」



「ん?……道?」


「道が変わっちゃったから……」



あたしがそういうと、少し困った様に考える大樹くん。