次の日───────。




「だ、大樹くん!」


あたしがそう呼ぶと、クルッと振り返る。



「どーした?」


何かあった?と聞く大樹くん。



「えっと……大樹くんはいつもお弁当じゃなくて購買なの?」


「うん、いつも購買」


そっか、作りたい。



もう少しで7月だから、キリがいいし、作ろっかな?


「どうしたの?何?」



「う、ううん!何となく聞いてみただけ。」



「そっか。じゃあ、俺行くけど」


「え。あたしも行く!」



そう言うと、頬に触られる。


「ふえっ!?」