「ベ、ベッドでよかったね」





痛くないし、ふかふかだし。




「……」




何も言わない大樹くん。





「大樹……くん?」





あたしを見つめたままの大樹くんに問う。




すると、大樹くんの左手があたしの顎をクイッと持ち上げる。





「っ……!」




「それ、どういう意味で言ってる?」




へ?





「多分、分かってないよな……まぁ、こ
の状態は、分かるよな?」




「うん?押し倒されて……」




押し倒されて!?





ここ、これってばかなりキケンな状態なんじゃ……!