うん、やっぱり綺麗だよね。
近くにあるベッドに座らせてもらう。
今日はいろいろあったなぁ……。
大樹くん家に来て、アルバムを見せてもらって。
大樹くんの過去も知れた。
大樹くんも、深い傷を負っていたこと。
それと、あたしのせいで、余計な傷を増やしてしまったこと。
あたしがあんなことを記憶から消さなければ……。
思い出すから、その時まで待ってて、なんて……。
「本当に、なんで言っちゃったんだろう……」
大樹くんはあたしを責めなかった。
本当は言いたいことたくさんあるはずなのに。
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