「ふぅ、すっきりした〜」





お風呂はすぐ上がりました。




だって、この後にまだみんな入るのに時間かけられないし……。




「あ、樹里上がったのね〜」





「お母さん!うん、上がったよ」





あたしたちの声に、友希さんが顔を出す。




「じゃあ大樹がお風呂から上がるまで大樹の部屋で待ってて?」





「はーい、でも、いいんですか?」




「もちろん、ってお昼の時も上がったでしょ?」





それもそうだ。




「じゃあ、行っときます」





あたしはそう言って大樹くんの部屋へ向かった。





ガチャっと開けると、昼間と同じ空間が。