「じゃねー!大樹先輩も、また!」
「え?ちょ……」
頑張れって何をっ!?
「うん、バイバイ、颯もまたな」
大樹くん!?
「おー、頑張れ〜」
追いついてないのあたしだけかい。
「俺らも帰ろっか、日が暮れてきたし」
「うん……」
大樹くんの言葉であたしたちはお母さんたちのいる家の方へ歩き出した。
「樹里、手繋ぐ?」
「えっ?うん!」
手を繋ぐお誘いに、あたしは喜んで手を出した。
カップル繋ぎをして、また……家までの道のりを歩き出したのだった。
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