「もー、まだ居させてくれてもいいのに……」




声が聞こえて振り向くと、唯華と颯先輩が。




あ、追い出されたんだね。





「あ、唯華。お疲れ様」






「樹里!お疲れ様、ハイこれ、あげる!」





あたしに何かを押し付ける。




これは……大きなアルバム?





「今日の写真貼るといいよ」




「ありがとー!可愛い!帰ったらすぐに貼るね!」




「うん、ねぇ樹里、あのね……」




小さな声であたしに近づく。





「今から颯ん家に泊まるの!樹里も頑張ってね!」




「はっ!?」




今なんて言った!?