「ちょっと、大樹くん」 「?はい」 香月さんに呼ばれ近づいた大樹くんは笑った。 「なるほどね」 「えっ?」 何話してたの!? ていうか大樹くん!なるほどって何が!? 「じゃあ大樹くんよろしく〜」 その声とともにあたしはグイッと腰を引き寄せられた。 「へっ?」 密着する体。ドレスが邪魔だけど。 「樹里、こっち向いて?」 名前を呼ばれ大樹くんの方を向くといきなりキスされた。 さっきと同じ……!! いつものように優しいキスだけど、どんどん深くなる。