大好きな君と~ヒミツ、できました~






「はー!終わったね!樹里、大樹先輩どうぞ〜」




ウェディングドレスを脱ぎ、私服を着た唯華がやって来た。




「お疲れ、どうだった?」





言葉をかけた大樹くんに颯先輩はため息をついた。






「ん?あー、やっぱ“いとこ”なだけあって唯華と似てる……」




呆れたような物言いに、少し不安になった。




ゆ、唯華に似てる……!?




嫌な予感しかしない。




「樹里……行く?」




「え……あ、うん」





あたしは不安な気持ちで大樹くんについて行った。







─────────────────────……






「おぉ、オッケー!なかなかイイよ」




案外……普通?





唯華と似たようなことないし……。