「ど、どんな風に撮る?」
「ん?普通に並んで?」
軽く首を傾げながら答えた大樹くん。
そりゃそーだ。
「だ、だよね!」
この前の文化祭みたいなのするかと思った。
「……樹里」
「?……っ」
名前を呼ばれ大樹くんを見ると優しくキスされた。
「ふっ、不意打ち……!」
「ふは、隙アリ」
その笑顔反則ー!
「緊張しなくていいよ、いつも通り」
頭の上に手をポン、と乗せられる。
もしかして、紛らわせてくれた?
「うん、いつも通りいつも通り!」
あたしって、単純なのかもしれない。
だって、大樹くんの言葉一つで安心する。

