「あ、あたしの分も……ですか?」
「ふふ、真梨と私から2人にプレゼントとして買ってみたわ」
す、すごいな。
「もう、選び始めたらキリがなくて何着も買っちゃったわ〜」
いつの間にそんなことしてんの。
「あら、樹里そろそろ……」
「うん?」
「行った方がいいんじゃない?」
「そうか、もうそろそろ行ったほうがいいか」
時計を見て言う大樹くん。
「ほんとだ、唯華たち早いもんね。行ったほうがいいね」
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらっしゃい、夕飯準備して待ってるわ」
なんか、すごいことになってそう。
あたしたちは大樹くん家を出る。