「勝手に競争させられて、で、俺が勝つと負け惜しみか何なのか知らないけど、罵倒するんだよな」
……あ、れ?
なんか、あたしと……似てる。
「しょうがなく負けたら負けたで、見下してるって罵られるし……」
どっちしたって同じじゃおかしいよな、とうつむき加減に言う。
「周りからの期待の目に耐えられなくて、誰とも遊ばなかった」
そんな時、樹里と出会って、樹里に恋をした。
そう言われ、あたしの頬は赤く染まる。
でも、すぐに戻る。
なぜなら。
「あたしも、同じよーな体験……ある、」
そうポツリとつぶやいていたから。

