「そうだ、一緒にご飯食べない?」 「へ?いいんですか?」 「もちろん!さ、下に行きましょ」 部屋から出て、階段を降りようとすると、大樹くんがいた。 「あ、降りてきた。ご飯だってさ」 「オッケー、2人はゆっくりしてて」 友希さんはそう言うと、楽しそうにキッチンの方へ向かった。 「俺の部屋、行く?」 「え?……あ、うん」 大樹くんの部屋! あたし、恥ずかしながら?一度も大樹くんの部屋に行ったことがないんだよね。 さっきの部屋は書斎みたいだったし。 「俺の部屋はこっち」 あたしの腕を引く。