「大樹は完璧な人じゃない、ただのヘタレよ」
ニコッと微笑まれた。
「ヘ、ヘタレ?」
綺麗な笑顔で爆弾をっ!
「そう、根性なしの。だから、大樹を支えてくれたら嬉しいわ」
それは、あたしを認めてくれてるってこと……なんだよね?
だったら、答えは一つしかない!
「もちろんです!絶対支えます!」
「ふふ、でも……大樹にも頼ってね。案外頼りになるわ、きっと」
あたしは笑って頷いた。
その後、ハッとしたあたしは時計を探した。
「あ、今何時ですか?」
「んー、12時半前かな」
わおっ!結構話してたんだなぁ。
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