あたしの言葉に颯先輩は笑った。




「まぁまぁ、櫂さんの腕はいいよ」




だてにカメラマンやってないしね、と唯華は付け加える。





「大樹くん……撮るの?」




おそるおそる聞いてみる。




ここで否定……してないですね。




だって笑顔で頷いたもん!




「ふふ、2時半にスタジオ集合ね」





「……はーい」




反抗したら後が怖そうなので素直に従っておく。




そして笑顔で唯華たちはデートへ行った。




「……」





「……」




沈黙。




何話せばいいか分からないっ!




「なぁ」




「ふぁい!」




うっ……噛んだ、恥ずかしい。