「へっ!?」 そっ、そんなこと!? あたしを見てニヤリとした大樹くんは予想もしない言葉を言った。 「今年、俺と樹里の誕生日が終わったら入れるか、籍」 「うん……んっ!?へっ、え?」 意味の分からない声が連続で出た。 大樹くんとあたしの誕生日が終わったら……籍入れるの? スッと、大樹くんがあたしの顔に触れる。 そして、軽く顎を持ち上げた。 「樹里」 「っ、はい」 名前を呼ばれ、姿勢を正す。 ていうか、名前たくさん呼んでくれるとは言ったけど呼び方がカッコよすぎ!