「じゃあ、告白しとけば良かったな」 冗談交じりに笑いながら言う篠田くん。 あたしも微笑んだ。 「てかさー、中谷何で俺らのこと苗字呼びなんだよ」 「え?あ、高校離れちゃったから……」 「はぁ?そんなのどうでも良いじゃん。ちゃんと下の名前で呼べよ」 前みたいに、と付け加えられる。 「じゃあ、また戻すよ。怜くん」 「了解、そんな遠慮しなくていいから」 「ありがと」 そう言って笑い合った時、麻衣からメールが来た。