「じゃあ、樹里。唯華にもよろしく!そして明後日ね」




「うん、明後日」





別れたあたしは大樹くんを探していた。





「いた」





木に凭れて立っている大樹くん。





その姿さえも絵になる。




「大樹くん!」




「あ、終わった?」





飲み物を渡してくれる。




あ、あたしの好きな紅茶だ。





「うん、あのさ……明後日クラス会があるみたいなんだけど、いいかな?」





そう聞くと、フッと笑う大樹くん。





「俺に聞かなくても行っていいよ?帰り、迎えに行こうか?」





「でも、唯華も行くよ?」





3人で帰っても良いんだけど。