「うわっ……!」
滑ってしまう。
「っと、危ない。ここ、ゆっくり行こうか」
「うん」
気をつけて歩いて行く。
けれど、またも転びそうになる。
「……ふ、」
「え?大樹くんどうしたの?」
何かあったのかな?
「いや、ごめんごめん。危なっかしいと思って。ハイ、手かして」
手を差し出される。
上に乗っけると、キュッと繋がれた。
「いつ転んでも良いように」
「……へっ?あ、ありがと」
あたしのドジは今に始まったことじゃ無いもんね。
今度は2人で手を繋いで歩いていく。
少し歩くと、神社に着いた。
メニュー