「気に入ってくれたならよかった」 満面の笑顔のあたしを見て、大樹くんも笑顔になる。 この時間が楽しかった。 大樹くんとこんな風に笑い合えることが嬉しかった。 「じゃあ、今日は安静な。俺もここにいるから安心していいよ」 ……なんで。 なんで大樹くんはあたしの思いが分かるのだろう。 その日は大樹くんとゆったりとした時間を、いつも通りに過ごした。 なんて嬉しいクリスマスなんだろう。 よし、お正月の初詣で挽回だね! 行けたらだけどね。 早速、次の行事にワクワクしているあたしだった。