車に乗ると、颯太くんと妃が居た。



「な、なんで妃が!?颯太くんまで!」




「うふふ、仕事で颯太と会うのは1か月ぶりよね」



いやいやいや、そんな呑気に数えてる場合じゃないでしょ。




「なんで妃と颯太くんがいるの!って聞いてるの!」



「「だって、あなたたちのお守りしないといけないから。」」


ニコッと優しく微笑む2人。



その後、颯太くんが続ける。



「ごめんな、樹里。妃は樹里の使用人、俺は大樹の使用人だから、ここにいるんだよ」


颯太くんがあたしを安心させるように微笑む。