「親以外でこんな風にしてもらったの、唯華だけだったから、嬉しい」 「そうなのか?まぁ、熱が出たとか、あまり周りに知られないもんな」 その言葉に頷いた。 大樹くんの言葉で、あたしの気持ちは軽くなる。 「あ、俺食器下げてくるから」 そう言って微笑んだ大樹くんは、食器を下げに1階へ行った。 それをボーッと見ながらあたしは考え事をする。 さっき言った言葉。 親と唯華以外……こんな風にしてもらったことがない、か。 なんかあたし、虚しい。 あたしは、布団に潜り込んで、あの時を思い出していた。