飲み物を注ぐ手が震える。 あ……なんか涙出て来た。 意味が分からない。 大樹くんがいるソファに行こうとした。 だけどその時、足場がグラついた。 「……!」 その場にドサリと倒れる。 「何か落とした?……ってどうした!?」 あたしに気づいて支えてくれる大樹くん。 「顔、赤い。熱ある?」 そう言って、あたしの額に手を当てる。 「熱いな……とりあえず、部屋に行こう」 あたしは意識が朦朧とする中、部屋へ向かった。