…次の日…
バッチリ準備したあたしたちは、唯華たちが来るのを待っていた。
大樹くんと話をしながら待っていると、ピンポーンと音が聞こえた。
「あ、来たのかな?」
あたしは立ち上がった。
「ちょっと行ってくる。ここで待ってて」
大樹くんがそう言って玄関へ向かう。
あたしは、買ったプレゼントを分からないように隠して、準備した。
「来たよ、樹里」
声をかけられ振り向くと目の前には笑顔の唯華がいた。
「唯華!来てくれてありがと」
「ふふ、ここ、暖かいね」
そりゃ、唯華たちのために暖房を効かせてたからねっ!

