数十分後、カップルに人気の雑貨屋さんに着いた。
「ここでいいよね!」
中に知り合いがいないことを確認し、入った。
「わー、可愛いものいっぱいあるっ!」
入った瞬間あたしは目がキラキラと輝いた。
だってもう、可愛いものありすぎ!
「すげぇ、目がキラキラしてる。可愛い」
「へっ!?」
あたしの顔を覗き込む大樹くん。
わわ、近いよっ!
「何買う?」
「えっと、写真立てかな?あとは……マグカップとか?」
あんまりいいものが思いつかない。
「それでいいんじゃない?写真立てとかいいと思うよ」
そう言ってくれて良かった。

