大好きな君と~ヒミツ、できました~






白色で、王子様が着てそうな服。





何て言うんだろ、貴族?





まぁ、とにかくカッコイイです。





「いらっしゃい、お疲れ様」




唯華ちゃんに頼まれたんだ、と言って微笑む大樹くん。





「お、お疲れ様です!」




なぜか敬語になった。




大樹くんは、髪の毛をワックスで整えてる。





「樹里のために色々手を加えてみました!」





唯華が満面の笑みであたしを見る。




カッコイイでしょ?と言わんばかりだ。





そうだね、カッコ良さがさらに倍増したんじゃないかな?





「ほらほら、樹里も早く着替えて。写真撮るよ」





グイグイと背中を押される。